幸せな人の発言を聞くと、常に前向きで楽観的な言葉を使う人が多いことに気づきます。
人生において楽観的に物事を捉える生き方と、悲観的に捉える生き方では、どちらのほうが多く幸せを感じることができ、成功しやすいのでしょうか。
今日は、幸せな人がみんなやっている「幸せな捉え方」についてお伝えします。
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目次
見方を変えるだけで気持ちはガラッと変化する
人は物事を見る上で、無意識的に先入観やイメージといった色眼鏡で物事を見ていることがあります。
「すごく嫌だな」感じている事柄って1つや2つありますよね。
しかしそれは単なる先入観だったということがあります。
譬えば、あなたがカフェを経営していたとしましょう。
このお店の一番のウリは「美味しいパンケーキ」です。
ほとんどのお客さんは、パンケーキを注文してくれます。
このお店に、いつもいつもパソコン持参でやってくる常連客がいます。
あなたはその常連客のことを「嫌だなー」と感じています。
なぜなら、そのお客さんはいつ来てもパンケーキには見向きもせずに、一番安いコーヒーを一杯だけしか注文してくれません。
それなのにずーっと長居してなかなか帰りません。
あなたは、そのお客様のことを「安い単価で長居する迷惑な客さん」と感じています。
あなたにとって、「パンケーキを注文してくれる高い単価のお客さん」は「良いお客さん」。
「たったコーヒー一杯の安い単価で長居するお客さん」は「悪いお客さん」というイメージが出来てしまっているのです。
ある時、カフェの目の前に、新しいお店がオープンしました。
インスタ映えする「美味しいワッフル」をメインにしたおしゃれなカフェです。
「美味しいワッフル」のカフェは常に満席の大繁盛。
それに比べてあなたのお店は、閑散としています。
そんな中、相変わらずあのコーヒー一杯だけの常連客は来店します。
そこであなたは気づくのです。
「コンビニでもなく、自動販売機でもなく、美味しいワッフルのcafeでもなく、毎日毎日、自分のお店に来てコーヒーを注文してくれるこのお客さんこそ、大事にしないといけないのかも・・」
そして初めてその常連客に声をかけます。
「いつも・・・ご来店ありがとうございます。」
すると常連客は言います。
「こんなに美味しいコーヒーは他にはありませんから。
そしてこのお店はとっても居心地が良いんです。
毎日思わず立ち寄りたくなるんです。
いつも長居しちゃってすみません。」
その言葉を聞いてあなたは思います。
「ありがとう。他のどのお店よりも、このお店のコーヒーを気に入ってくれて、毎日欠かさず通ってくれる。
このお店にとって一番大切なお客様だ。本当にありがたい。
一人ひとりのお客様を大事にして感謝していこう。」
今までは、「迷惑な客・嫌な客」としか見れなかった常連さんを、その日からは「いつも来てくれるありがたいお客様」という捉え方にガラッと変わったのです。
「コーヒー一杯しか頼まない」という現実は何一つ変わっていません。
ただ見る角度が変わっただけで、同じ現実に対して「嫌だ」から「感謝」に変わったのです。
NLPの心理学では、ものの見方や、視点のことをフレームと言います。
そしてそのフレームを変えることをリフレーミングと言います。
リフレーミングすることで感情や行動はガラッと変わるのです。
出来事には、幸も不幸も存在しない
リフレーミングでわかるように、物事、出来事に、幸も不幸も存在しません。それをどう感じるかという、自分の感情で見え方が全く違うからです。
「幸せ」も「不幸」もその人の見方一つで変わります。
幸せを感じる人は、いつも幸せを感じるし、不幸を感じる人はいつも不幸を感じる。
全ては、あなたの見方、感じ方なのです。
先入観やイメージにとらわれて、物事が不幸に見える時は【不幸メガネ】でものを見ているのかもしれません。
物事を、別の視点で前向きに見る【幸せメガネ】を使ってみましょう。
前向きに物事を見る【幸せメガネ】を使うと色んな事に気づきます。
譬えば、あなたの周りに、何をしても(飽きっぽい)と感じる人が居たとしますよね。
あなたが不幸メガネでその人を見たら、「あのひとは駄目な人」で終わってしまいますが、幸せメガネにかけ直して見てみたらどうでしょう。
飽きっぽい=「誰よりも好奇心旺盛でチャレンジ精神のあるステキな人」という見方ができるかもしれません。
そのように、
わがままなひと=「自分の意見を持った意志の強い人」
疑い深いひと=「慎重で頼りになるひと」
冷たい人=「常に冷静で客観的に物を見れる人」
短気な人=「決断力に秀でている行動的な人」
ルーズな人=「せかせかしていない、おおらかな人」
など、
「否定的な感情」が「肯定的な感情」に見方、捉え方が全く違って見えてきます。
このような捉え方は決して、「嫌な現実から目を背けて見ないようにすること」ではありません。
そして、「現実を否定すること」でもありません。
ただ「見方、捉え方を変えてみる」ということなのです。
これは、他人を見るときだけに使うものではなく、自分に対しても使うことができます。
譬えば、「私って、引っ込み思案で人と話すのが苦手。」
そんな自分の性格を「嫌だな」と思っていたとします。
そんな時は是非、幸せメガネで自分の心をリフレーミングしてみましょう。
引っ込み思案だと思っていたけど、それは、「謙虚で奥ゆかしいという長所だった」と、気づくかもしれません。
また、いつも上司に怒られてしまう自分は、「仕事が出来ない」と思っていたけど、「叱ってもらえるということは、期待されている証拠、伸びしろが大きく、成長できる。」と気付き、叱られることに、チャンスや感謝を感じるかもしれません。
嫌いなところがある時は、それを治そうとするのも一つの方法ではありますが、それを受け入れるというのも一つの方法です。
受け入れて見方を変えてみる。
短所は見方を変えれば長所にもなるということなのです。
まとめ
- 見方を変えるだけで気持ちはガラッと変化する
- 出来事には幸も不幸も存在しない
いかがでしたか。
人の心は不思議ですね。見方を変えるだけで状況が一変して見えます。
否定的なものの見方はネガティブな感情を引き起こしますが、肯定的に物事をみれるようになると、心がホッと和らぎ、満たされた感情を引き起こします。
そんな満たされた感情からしか、満たされた未来を引き寄せることはできないのです。
まずは、肯定的に物事をとらえられる幸せメガネを活用してみましょう。
見える世界も引き寄せる以来もガラッと変わることでしょう。
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