人は皆、意識せずとも、「幸せになりたい」と思って生活していますよね。
「どこかに幸せはないかな。」
「私を幸せにしてくれる人は居ないかな。」
「何をしたら幸せになれるのかな。」
「幸せはどこにあるのかな。」
そのように、人は常に「自分を幸せにしてくれる何か」を探しながら生きています。
でも実際は、自分を幸せにしてくれるものはなかなか見つからなくて
「やっぱり人生は思うように行かないな~。」とか
「幸せになるどころか困難の連続だよ~。」など嘆いてしまうことってありますよね。
幸せはどこにあるのでしょうか。今日は幸せになるために必要なたったひとつのことについて
お伝えしていきます。
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目次
どちらを選べば幸せになれる?
多くの人は、無意識的に「自分の幸せを探して生きている」わけですが、実はこの世には別のことを探して生きている極少数の人たちがいることをご存知ですか。
その人たちは、いったい何を探して生きるどんな人たちなのでしょうか。
それは・・・
「他の人の幸せを探して生きている」人達です。
その人達は常に、他の人の幸せを全力で探しています。
そして自分が
「幸せにしたい人はどこにいるかな」
「何かしてあげられることはないかな。」
「喜ばせてあげられることはないかな。」
「幸せにしてあげられるために自分に何が出来るだろう」
そのように、他の人が幸せになることを常に探して生きているのです。
あなたは「自分の幸せを探し求めて生きる人」と「他人の幸せを探し求めて生きる人」では、どちらの人が幸せになれると思いますか?
譬えば、あなたに大事な子どもがいるとします。子どもの進路で、2つの学校のうちどちらを選択したら良いか迷っています。なぜなら2つの学校の規則が全く違うからです。
ひとつは「自分が最高に幸せになることだけを探して行動する」という規則の学校。
学校の規則なので絶対に守らなければいけません。
ただひたすら、自分自身が楽しく過ごすことだけを考え、自分を幸せにしてくれるものだけを探します。
給食だって自分の分だけ一番多く取ればOKです。他の人のことは考える必要ありません。
とにかく自分を満たすのがルールですから、順番だとか周りへの迷惑とかは一切必要ありません。
自分だけを満たす学校です。
一方、もう一つの学校は「他の人が最高に幸せになることだけを探して行動する」という規則の学校です。
自分が喜ぶ事ではなく、他の人が幸せになって、喜ぶことだけをひたすら考えるのです。
自分以外の全員が満たされ幸せになることをしていくのがルールです。
あなたは直感的にどちらの学校に子どもを入学させたいですか。
自分の幸せばかりを探しても満たされない
自分を幸せにしてくれるものだけを探して生きる学校は、一見自由で自分だけ満たされて、良いかも♬と思うかもしれません。
しかし自分の欲を求める生き方は、永遠に満たされません。なぜなら、人の欲には際限がないからです。人の欲は永遠になくならないのです。
その結果、この学校の生徒にとっては、自分を満たすために動いても動いても、満足感や幸せは感じられないという思いがたくさん出てくるかもしれません。
何しろ、自分を満たしてくれるのは、自分たった一人だけです。ほかの人はみんな各自自分の事だけを幸せにしようとしているのであなたを幸せにしてくれる人は一人もいないからです。
一方、他の人を幸せにすることばかりを探す学校の生徒は、皆、自分以外の他の人のために行動しています。
おトイレを気持ちよく使えるようにキレイにする人もいれば、みんなを楽しませるために色んなアイディアを提供する人もいる。
忘れ物や落とし物がないように、いつも自分以外の人の幸せ第一に考えて行動しているので、自ずと助け合いが生まれます。
自分以外の人の幸せだけを探して行動するのは、一見自分にとっては、損のように思いますが、全員が、人を喜ばせることばかりを考えているので、自分で自分を満たそうとしなくても自分以外の全員が満たしてくれるために行動してくれます。
このような規則の学校で過ごしたら、きっと快適に満足感を感じて、結果的に心が満たされそうですよね。
何しろ、自分以外の全員が、あなたのことを幸せにしようと一生懸命行動してくれているのですから。
他の人の喜ぶことや、幸せになることばかりを考えて過ごす学校の生徒たちは、
「また喜んでもらえた。もっと喜んでもらいたい」と常に喜びに溢れ、幸せの連鎖はどんどん広がっていきます。
では、実際に私達の生活ではどうでしょうか。
どちらかの生き方を選ぶ規則などはありませんが、実は私達は自然とどちらかを選んで生きています。
あなたは自分を幸せにするものを探し求めて生きますか?
それとも、他の人を幸せにするものを探して求めて生きますか?
私達は、自分の幸せばかりを願うと、なかなか思うようには行きません。
幸せになりたいのに、願望を叶えることは難しく、人生を試練ばかりと感じるかもしれません。
しかし、他の人の幸せを探していく人生は、常に心は満たされ、終わりのない喜びを感じる場となるのです。
何を探して生きるか。その目的を変えるだけで見える世界は一変します。
自分の幸せばかりを求めて、自分が満たされさえすれば良いと考えることは、実はどんどん居心地を悪くさせているのかもしれません。
あなたが幸せを望むなら、自分を満たすことよりも他の人を満たすことに焦点を当ててみましょう。
引き寄せの法則という言葉でも知られているように、意識していようといまいと、自身の思いや、生き方、言葉によって、それにふさわしいものを引き寄せながら人は人生を歩んでいます。
あなたが他の人を幸せにしたらした分だけ、あなたのことを幸せにしようとする人たちを引き寄せるのです。
類は友を呼びます。同じ波動の人達が自然と集まるのです。
結果としてあなたはこの上ない、幸せな感情に満たされることになるでしょう。
人は、自分の存在を認められることに大きな喜びを感じる
人に喜んでもらうことを中心にして行動していくことは、かえって自分の心を満たします。
心が満たされていれば、引き寄せる未来は満たされた世界です。
反対に、満たされていないと感じる心が引き寄せるのは、満たされていない世界です。
自分の幸せを探すことだけに焦点を当ててしまうと、人の欲望は尽きないのでいつまでたっても心が満たされることはありません。
仏法の言葉で「人に物を施せば我が身のたすけとなる。
譬えば人のために灯をともせば、我がまえあきらかなるがごとし。」という言葉があります。
(人に物を施せば我が身を助けることになる。譬えば、人のために灯りをともしてあげれば、自分の前も明るくなるようなものですとの意)
幸せな人の共通点は、「常に人に喜んでもらうこと、人の助けになることを望んでいる」というところです。
それは仕事でも同じです。成功者は「世の中にこれがあったら便利だろうな。」
「こうなったら、みんなが喜ぶだろうな。」そのような考えが元になって、次から次へと沢山の人が必要とするものを世の中に発信し、生み出していきます。
人のために役に立つ、人のために心を尽くす。それはビジネスの成功においてもとても大切です。
ポイント
「何を探し求めて生きるか。」
「何を自分の喜びとするか。」
人は、それを自分以外に向けた瞬間から、成功や幸せを一気に引き寄せることになっていくのです。
まとめ
- 人の幸せを探して行動していく中に本当の幸せはある
- 自分の幸せばかりを探しても満たされない
- 人は自分の存在を認められることに大きな喜びを感じる
いかがでしたか。
他の人を幸せにすることに焦点をおいて、1つでも2つでも行動をしてみてください。
自分の心が満たされることに気づくはずです。
心を満たしていくことがあなたが幸せになる一番の近道です。
次回は、物事を見る目「幸せメガネ」のお話をしていきます♪
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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